フォグラスシートとは?—店舗・オフィスの「目隠し」と採光を両立

フォグラスシートとは?

要点:フォグラスは、ガラスに貼るだけですりガラス調の見え方にできる内装用フィルムです。視線はやわらかく遮りつつ、光は通すため、入口・会議室・バックヤードなどのプライバシー確保に最適。安全性も重視する場合は、飛散防止機能を備えた「フォグラスガード」も検討しましょう。

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フォグラスの基本

フォグラス(Foglas)は、中川ケミカルが提供するすりガラス調の装飾フィルムです。貼付面の微細エンボスが光を乱反射させ、人の輪郭や視線をやわらかくぼかすことで目隠ししつつ、室内の明るさは確保できます。シリーズには、ベーシックなC系(例:C-16 / C-25)グラデーション柄、外貼り対応品、飛散防止を備えたフォグラスガードなどが存在します。

すりガラス調の再現と「透け感」の考え方

見え方は柄や品番で変わります。しっかり隠したい場所は濃い目の柄、人の動きは分かる程度にしたい場所は薄めを選ぶ、という考え方が実務的です。

フォグラスシリーズのざっくりまとめ!

  • C系:王道のすりガラス調。迷ったら C-16 / C-25 から検討。
  • グラデーション:目線高さだけ隠すなどゾーニングに便利。
  • 外貼り対応:屋外側から施工したいケースの選択肢。
  • フォグラスガード:意匠性に飛散防止機能をプラス。製品によりUVカット99%以上の表記がある場合もあります(詳細は各製品仕様をご確認ください)。

「フォグラス」と「フォグラスガード」の違い

用途別に見た機能比較(抜粋・実務用)
項目 フォグラス フォグラスガード
主目的 意匠・目隠し 意匠・目隠し + 飛散防止
透け感 型番で調整(C-16/C-25 など) 同左(品番により多彩)
UVカット 品番により異なる 高いUVカット性能の表記がある製品も(要カタログ確認)
想定シーン 会議室・パーテーション・バックヤード 入口や動線など安全配慮が必要な場所

規格の見方:飛散防止などの性能は、JIS A 5759(建築窓ガラス用フィルム)の考え方がよく参照されます。適合の可否は製品カタログ・メーカー公式で最新をご確認ください(本記事では断定しません)。

シーン別の選び方(店舗/オフィス/住宅)

店舗ファサード

目線高さのみ隠したい場合はグラデーションが便利。世界観を保ちつつ、レジ周りの視線だけやわらかく遮れます。

会議室・商談室

まずはC系(C-16/C-25)を候補に。ロゴ抜きやボーダーと組み合わせると、誘導性やブランド表現もしやすくなります。

バックヤード・スタッフルーム

隠蔽性を優先。濃い目のすりガラス調やフォグラスガードを検討。

住宅(浴室・洗面・玄関脇の小窓)

採光を保ちつつ目隠しを実現。DIYでの水貼りでも仕上がりやすいサイズから始めると失敗が少なくなります。

価格目安とコスト設計(切り売り/ロール/施工費)

価格は幅・柄・機能(外貼り可/ガード)等で変動します。おおよその流通実例として、切り売り(幅 約1,010〜1,200mmの50cm単位)で1,000円台〜のレンジが見られます。ロール(例:幅1.2m×20m)では数万円〜のケースもあります。最終価格は必ず見積りでご確認ください

コスト設計の考え方(例)
項目 ポイント
材料費 切り売り or ロール。柄/機能で単価が変動。
副資材 スキージー、スプレー、カッター刃、マスキング等。
施工費 サイズ・数量・現場条件(高所/外貼り)で変動。大量・短納期はプロ依頼が安全。

施工の流れと失敗しないコツ(DIY/プロ依頼の判断)

  1. 下地清掃:ガラスの油分・ホコリを徹底除去。
  2. 水貼り:霧吹きで水(または薄めた中性洗剤水)を吹き、位置決め→スキージーで水抜き。
  3. 仕上げ:端部のめくれ対策、微細気泡はピンホールで逃がす。

貼れない/不適な下地:凹凸ガラス、木材、ポリカーボネート等は適さない場合があります。各製品の仕様書を必ずご確認ください

事例・チェックリスト・比較表

チェックリスト(決め方)

  • 何をどの程度見せたくない?(手元人影表情
  • 場所は屋内屋外か(外貼り可否)
  • 飛散防止など安全配慮の要否
  • ロゴ抜き・ボーダー・グラデーション等、意匠の有無
用途×機能の早見比較(抜粋)
用途 推奨の方向性
店舗入口 ブランド露出を保ちつつ目線カット → グラデーション + ロゴ
会議室 C系(C-16/C-25)中心に検討。人影は分かるが表情は見せない設計
バックヤード 隠蔽性優先 → 濃い目柄 or フォグラスガード

よくある質問(FAQ)

C-16 と C-25、どちらがより目隠しできますか?

一般に濃い目の柄ほど隠蔽性が高くなります。室内の明るさや距離で見え方が変わるため、サンプル確認 → 小面積テスト → 本施工の順をおすすめします。

屋外側に貼れますか?

外貼り対応品が存在します。すべてが外貼り可ではないため、耐候性と合わせて仕様書で可否をご確認ください

飛散防止が必要な場所は?

人通りの多い動線や、腰高以上のガラスなど安全配慮が求められる場所では、フォグラスガード等の飛散防止機能品をご検討ください。

DIYでのコツは?

下地清掃・水貼り・スキージーでの水抜き・端部処理が基本。微細気泡はピンホールで逃がすと仕上がりが安定します。

どんな下地はNG?

凹凸ガラス、木材、ポリカーボネートなどの一部非ガラス面は適さない場合があります。必ず製品仕様をご確認ください。

現場のプロのひとこと

「最初に“どの程度見せたいか”を決めると、品番選びが一気に楽になります。会議室は“動きだけ分かればOK”、入口は“ロゴは見せたい”など、見せたい情報設計から逆算しましょう。」

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参考リンク(一次情報)



※ 本記事は一般的な解説です。規格適合・施工可否・性能値はメーカー公式・最新の製品資料をご確認ください。地域の条例・管理規約等も事前にご確認ください。

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