TL;DR:看板の電材は「光らせ方(外照/内照/演出)」を決めてから、LEDモジュール→電源(定電圧/定電流)→防水接続/IP等級の順に選ぶと迷いません。屋外はIP65相当を目安に、電源は負荷率70〜80%程度で余裕を持たせると安定します。最終判断はメーカー仕様・規格を必ずご確認ください。
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看板電材の全体像:まず「光らせ方」を決める
外照式(アーム/スポット)の基本
器具で看板面を外側から照らす方式。器具選定は配光(ビーム角)と取付高さがポイント。外観を立体的に見せたい店舗や、建物の意匠を活かしたいケースに向きます。
内照式(面発光/箱文字/行灯)の基本
看板内部にLEDを入れて透過発光させる方式。面全体が均一に光るため、視認性が高く、夜間の訴求力に優れます。LEDモジュールの配列密度と拡散板の組み合わせがカギ。
ネオンフレックス/演出照明の基本
柔らかく曲げられるLEDネオンで輪郭や文字を描く方式。色温度・色数、曲げR、取付治具、コントローラをセットで検討します。
電材の主要パーツと役割
LEDモジュール/テープ/バー
内照式の主役。発光効率(lm/W)、配光角、色温度(K)、演色性(Ra)、基板の放熱設計を確認。チャンネル文字は狭所でも均一に光らせやすいレンズ付モジュールが有利です。
電源(定電圧/定電流)・コントローラ・調光器
LEDは直流駆動。多くの看板用モジュールはDC12V/24Vの定電圧ですが、製品によっては定電流駆動もあります。RGB/RGBWや調光はコントローラ/ドライバを併用します。
防水接続(コネクタ/グランド/防水ボックス)
屋外は防水コネクタ・ケーブルグランド・防水ボックスで水の侵入経路を断ちます。配線保護(スパイラルチューブ/モール)も同時に検討しましょう。
失敗しない選定フロー
ステップ | 判断ポイント | 実務のコツ |
---|---|---|
1. 明るさと色 | 明るさ(lm)/配光/色温度(例:暖色2700〜3000K、昼白色5000〜6500K)、演色性(Ra) | 外照はビーム角でムラを抑制。内照はモジュール間隔を小さくし、拡散板の透過率とセットで調整。 |
2. 環境条件 | 屋内/屋外/高湿/塩害/結露リスク | 屋外の器具・電源・コネクタはIP65前後を目安に。配線取り出し部の止水に注意。 |
3. 電源容量 | 定電圧/定電流、必要電力(W)、入力電圧 | 合計消費電力×1.25〜1.4で余裕を見積(目安)。負荷率70〜80%運用で発熱・寿命を安定。 |
4. 施工性 | 取付方式、点検性、交換性 | スタンド/袖看板はメンテ性を重視。コネクタ化で現場時間を短縮。 |
5. 制御 | ON/OFF、タイマー、調光、演出(RGB) | 営業時間に合わせたタイマー/明るさセンサーで省エネ。RGBは防水コントローラを選定。 |
規格・法令について:防水等級はJIS C 0920(IPコード)、照明器具の安全要求はJIS C 8105群が参照されます。電気用品はPSE対象かを必ず確認してください。地域の条例や施設管理規約で追加要件がある場合があります。(最新の内容はメーカー/規格原典をご確認ください)
環境とIP等級の目安
環境 | 目安IP等級 | 補足 |
---|---|---|
屋内・乾燥 | IP20前後 | 防水要件は低いが感電・発熱対策は必須 |
屋外・一般雨天 | IP65前後 | 粉じん/噴流水への耐性を確保 |
高湿・結露リスク | IP65+ | ケーブルグランド/防水ボックスで二重対策 |
電源選定:定電圧/定電流・負荷率・温度・PSE
- 方式:モジュール仕様に合わせて定電圧(例:DC12V/24V)または定電流を選択。
- 容量:合計W×1.25〜1.4で余裕設計(負荷率70〜80%目安)。
- 温度:周囲温度と放熱を考慮。密閉ボックスは発熱に注意。
- PSE:対象電気用品はPSE適合かを確認。
- IP:屋外は防水型電源を使用。取り出し部の止水徹底。
シーン別おすすめ構成(例)
シーン | 光らせ方 | 主な電材 | ポイント |
---|---|---|---|
ファサード(袖/壁面) | 外照(アーム/スポット) | 屋外用スポット、IP65電源、タイマー/明暗センサー | 器具高さとビーム角でムラを抑制。メンテ性重視。 |
チャンネル文字 | 内照(バックライト/前面発光) | レンズ付LEDモジュール、拡散板、DC12V電源 | モジュール間隔と当たりムラに注意。余裕電源で安定。 |
スタンド/メニューケース | 内照(面発光) | バー/テープLED、拡散板、薄型電源 | 狭所は放熱に注意。プラグインで点検容易に。 |
ネオン風演出 | ネオンフレックス | ネオンLED、RGBコントローラ、取付治具 | 曲げRと固定金具で仕上がり差。電源容量に余裕を。 |
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トラブル回避チェックリスト & よくある質問
- □ 電源容量は合計Wに25〜40%の余裕をみた?
- □ 屋外機器はIP等級と止水処理を確認した?
- □ 長距離配線で電圧降下を計算した?(太めのケーブルや給電点分散)
- □ モジュールの配光/間隔でムラが出ない配置にした?
- □ コントローラ/調光器は防水型で、配線は極性一致?
FAQ(抜粋)
Q. 屋外の内照看板、電源は何を選ぶ?
IP65前後の屋外対応電源を基本に、合計W×1.25〜1.4の容量で選びます。
Q. チャンネル文字がムラになる…
レンズ付モジュールで配光角を広げ、文字サイズに合わせてモジュール間隔と奥行きを調整します。
Q. RGB演出をしたいが雨が心配
コントローラ含め防水グレードの製品を選び、防水ボックスとグランドで止水してください。
現場のプロのひとこと
「“明るさ・環境・メンテ性”の三点セットを先に決めると、電材選びは9割決まります。電源は余裕設計、屋外は配線の止水をルール化。最後は実寸モックでムラ確認が最短です。」
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※ 本記事は一般的な解説です。規格適合・施工可否・性能値はメーカー公式・最新の製品資料をご確認ください。地域の条例・管理規約、電気工事士の要否なども事前にご確認ください。
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